はじめに
以前、Windows 11の開発ホーム(Dev Home)を触ってみた でDev Homeを色々触ったときに、Windows 11の設定からDev Driveという機能が利用できることを知ったので今回、開発用のVHDを作成し、別のドライブとして取り扱えることを確認しました。
どうやらいつものNTFSとは違うReFSという形式みたいです。NTFSよりビルドが速くなったりするらしい。
作成方法
Dev DriveはWindowsの設定アプリから作成できます。
新しい Dev Drive を設定するには、Windows の [設定] を開き、[システム]>[ストレージ]>[ストレージの詳細設定]>[ディスクとボリューム] に移動します。 [Create Dev Drive](Dev Drive の作成) を選択します。
Windows 11 で Dev Drive を設定する | Microsoft Learn
「開発ドライブの作成」を押すと「VHDを新規作成する」と「既存のボリュームのサイズを変更する」の2つが選択肢として表示されます。今回は「VHDを新規作成する」で進めてみましょう。
その後、「仮想ハードディスクの作成とアタッチ」という項目でVHDファイル名やVHDファイルの場所、VHDのサイズなど様々な設定を行えます。今回は以下のように設定しました。
左下の「作成」を押すとVHDが作成されます。パーティションスタイルを聞かれますが、推奨のままで大丈夫でしょう。
最後に、ドライブのラベルや文字を設定します。今回は以下の通りに設定しました。
左下の「形式」を押すと作成が完了します(「形式」は誤訳…?)。これでDev Driveを使えるようになりました。
おわりに
今回、Dev Drive機能を利用してReFS形式の仮想ハードディスクを作成しました。
公式の想定としては以下のような使い方みたいです。
Dev Drive は次を対象としています。
- ソース コード リポジトリとプロジェクト ファイル
- パッケージ キャッシュ
- ビルドの出力ファイルと中間ファイル
Dev Drive は、次のような開発者ツールを格納するためのものではありません。
- Visual Studio
- MSBuild
- .NET SDK
- Windows SDK など
これらのツールは、メインの C:\ ドライブに格納する必要があります。
Windows 11 で Dev Drive を設定する | Microsoft Learn
つまり開発に直接関係するファイルはこっちにジャンジャン置いてねってことみたいです。
自分も開発データなどがCドライブの至るところに散らばっているためこれを機に整理しようと思いました。